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ゼン×ユウト 第2弾
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仕事終わり、マネージャーと歩いていた歓楽街。
ふと目に入ったのは、もう会わないと思っていた、あの男。
「…あれ、ユウトやん?」
声をかけたのは、ほんの気まぐれ。
でも、笑って振り返る顔に、また火がついた。
彼女がいるのも、関係が曖昧なのも知ってる。
たまに会って、抱き合うだけのセフレみたいな関係。
でも今日は久しぶりに見たその背中に、
思わず「今夜いけるん?」と手を伸ばしていた。
「まだ飲もうよ」
「無理。今日の俺、我慢きかん」
食べ歩き、ふざけ合う時間の中に紛れた、
“好き”じゃないけど“特別”な感情。
また始まってしまった夜。
この関係に名前なんかいらない、
ただ、あのときの熱を――もう一度。